2014グローバル社会的経済協議会・ソウル そして 東京

August 20, 2014

11月の創立総会及び記念フォーラムの成功に向かって

 

昨年11月、ソウルで開かれた国際フォーラムで採択された『ソウル宣言』は格差社会の世界的な広がりを懸念している人々に光明を与えました。グローバリゼーションの悪しき影響を批判し嘆くだけではなく、対抗するオルタナティブ戦略が初めて明示されたのです。 

多国籍企業や国際金融資本の利益本位の振る舞いに対し「世界の市民社会と地方政府(自治体)の協働の力によって社会的経済・連帯経済を発展させる」「この市民参加の新たな戦略を通じて公共経済と市場経済と社会的経済の公正な関係を実現する」「そのために世界の地方政府と社会的経済企業が連帯して世界協議会を創設しよう」など、10項目の具体的提案がなされました。                               

ソウル市が臨時事務局を引き受け、世界でも著名な協同組合の先進都市イタリアのボローニャ市、カナダのケベック市、フィリッピンのケソン市などが連帯しています。昨年の『2013グローバル社会的経済フォーラム』へは日本から京都市と横浜市が参加しましたが、全体では、その他生協関係者や研究者10数名の参加にとどまりました。

今年は川崎市や広島市も参加を検討中です。          

この『ソウル宣言』に応えるべく私たちのところでは「ソウル宣言の会」が組織されました。東京で明治大学と協力して「プレ・フォーラム」を開催します。またソウルへ、生協・農協・NPO・労協・ワーカーズ・コレクティブ関係者・自治体関係者・協同組合や社会的経済企業の研究者などさまざまな分野の方に参加を呼びかけています。

 

東京でのプレ・フォーラムに関して、次のように進めたいと考えています。

テーマ:新たな協働の発見-より良き世界を夢見て境界を越え協力と連帯を追求するグローバル社会的経済の集い-

日時:11月2日(日)午後1時〜6時

場所:明治大学駿河台キャンパス・リバティータワー・ホール

「ソウル宣言の会」(代表・若森資朗前パルシステム生協連合会理事長)と明治大学日欧社会的企業比較研究センター(代表・中川雄一郎明治大学政治経済部教授)の共催によって実施します。

ここにはソウル市長の朴元淳氏のメッセージをはじめ、ソウル市社会的経済課の方や『ソウル宣言』の起草者にもご出席いただく予定です。

基調報告は「ソウル宣言と連帯―協同組合とプラットフォーム」と題して松岡公明さん(農林年金・理事長、日本協同組合学会副会長)が連帯のための共通の場を作る重要性を話される予定、また、参加者は農協、生協、NPO関係者、自治体関係者、大学やシンクタンクの研究者など多数の方が参加されることを願っています。

今、日本は歴史の曲り角にあると言われています。集団的自衛権(事実上の改憲)、消費税増税、TPPによる極端な自由貿易主義、原発ストップか再稼働か、韓国や中国との緊張関係、機密保護法の制定、武器を輸出・共同開発する国への法改正など課題が山積している。この深刻な事態を前にして「平和とより良き生活」のために組織された協同組合も多様な社会運動も必ずしも連帯関係ができているとは言えず、憂慮している人が少なくありません。

しかし、一筋の光明もあります。政府の規制改革会議による「農協中央会潰し」や「全農の株式会社化」を押しつける答申に対して、オール協同組合陣営が一致して声明を出しました。国際協同組合同盟(ICA)もヨーロッパの協同組合連盟も日本政府に批判的な所感を送っています。このプレ・フォーラムはソウル総会・記念フォーラムの成功に向けたイベントであるとともに、日本の各協同組合やNPOが互いに垣根を下げ、ともに語り合う画期的な場になることを願っています。

 

ソウルの世界協議会総会と記念フォーラム

期日:11月17日~19日(水)

場所:ソウル市庁&市民庁(市民に開かれた空間と広場)

この記念フォーラムには申し込めば誰でも参加できます。プログラムは目下作成中のようですが、世界の著名な協同組合リーダーや論客、主な団体、市や州の市長や知事などによる全体会議が予定され、多彩な発言者を沢山擁している魅力的なテーマの約20の分科会、シンポジウムが開催されるとともに、ソウル市内外の見学会や交流会も行われます。

この記念フォーラムには個人、グループなど一定の申し込み手続きをすれば誰でも参加できます。協同組合やNPOが団体代表としてでも個人でも参加可能で、世界中から都市(地方政府)の代表も著名な協同組合や社会的企業の論客も参加します。「ソウル宣言の会」は総会と記念フォーラムへの日本からの参加ツアーにも取り組みます。参加を希望する方は「ソウル宣言の会」にお問い合わせください。また関連文書やソウル市発行の案内文書(日本語訳)などについても随時、このホームページに掲載してまいります。

丸山茂樹(まるやま しげき)

(参加型システム研究所・JC総研、客員研究員)

email:seoulsengen@gmail.com

 

 

タグ:

Please reload

特 集 記 事

I'm busy working on my blog posts. Watch this space!

Please reload

記 事 一 覧 
 
Please reload

検   索
Please reload

Follow Us
  • Facebook Classic
  • Twitter Classic
  • Google Classic